応天の門 (20) 感想

道真が言う「正しい方の味方」、
本人は至って本気なのだろうが、確かに
「みんな自分のことはそう思ってる」に違いなく
やはりまだ子供といったところだろうか。

別に逃げるのは良いが、女に逃げるなと言わずとも良かろうに。
自分を見捨てて逃げたと言われるのも嫌だけれど、
相手が獺だったと言われるのも嫌だろうに。
嘘をつくにしてももう少し違う嘘はなかったのか。

貴族たちの会話にはうんざりさせられる。
史実を考えると、爽快であったり笑えたり
というよりは、どろどろした話が続くのだろうか。


応天の門の舞台は観に行って、
佐藤流司さんの道真はとても良かったし
確かに生の迫力というものはあった。
原作者が良いと言ってくれるならまぁ良いが
自分は脚本には納得できなかった。
道真の奥行きがなかったし、桜の木の改変は
かなり原作クラッシャーだったと思っているので
折角役者は良かったのになという気持ちになったのを
レポ漫画を見て思い出した。