神谷さんがどんな思いで、1巻冒頭のコンペに挑んでいたか。
会議室で即興で5分プレゼンできる度胸も知識も
やはり並ではない。

八谷さんがロマンチストであり、だからこそ皆が
ついてくるというのもなるほどと思った。
メンバーが「勝たせたい」と泣きながら言えるようなチームに
情熱が無いわけがない。

本当に光一にはガッツがある。
それは才能と言っても良いのではないかという程の。
ふたりでやっと案を出せた後、
みっちゃんがひとり誰もいないところで
小さくガッツポーズをしているのが良かった。

孤独だと言われて「孤独の何が悪い」と返せる
神谷はすごいな。
親父にキレていいのも許してやれるのもオレ達だけ。
ちゃんと兄だなと思う。

休日に月曜が待ち切れないと思えるような
仕事をしている光一が羨ましい。

ヴァンパイア効果は消費者としては
確かにあるよなという実感がある。
コーラが飲みたいとCMを見て思っても
そのメーカーのコーラでなくても良いし
よく行くスーパーに取り扱いがなければ買わないのが
普通だろう。

沢村さんはやっぱり上司としては良い人だと思う。
ただ、天才になりたくて足掻いている光一には
神谷チームしかなかっただろうとも思う。