左ききのエレン (7) 感想

他人をコントロールしようとしていたのは
良いこととは言えないとも思うが
浮気をされて振られるなんてさゆりが気の毒だ。
あかりはあかりでエレンに振られてどっちも修羅場。
ただそこから、才能が埋もれないよう
横柄な天才より謙虚な凡才の救済の為雑誌を作る
という行動に出るところが優秀。
しかし会いたくなった、ではなくちゃんと
初手から取材だと言ってあげて欲しかった。

自分につく嘘は呪いになる。
空気を読み過ぎて空気になった。
水をぶっかけ合った2人が手を組むことになるとは。
ワクワクする展開。
お互い言いたいことを言うようになってからの2人は
見ていて気持ちが良い。
タクシーに向かってそれぞれが利き手を挙げているコマが恰好よかった。

真里のシーンからファッションショーのシーンへの
繋がり方が綺麗。
あかりは彼女なりにちゃんと光一のことが好きで、
一緒にいたら普通に長生きして
”クソみたいに普通の人生”を送ると分かっていたのだな。

光一はどこまでいっても相対評価なことはわかっているが
だからこそ誰かの永遠に絶対的な存在には
なっているかもしれないのに、そういう自信は持てないのか。

熱量と技巧どちらも両立するのは
どんなことにおいても難しいだろう。
だからこそ、両立したものの完成度は凄いと思う。

さゆりの手腕でもコントロールしきれない天才。
ジェイコブスに公衆の面前で下手と叫ぶなど。
しかしここから吉と転じるのだろうな。