光が死んだ夏 (5) (角川Cエース) 感想

前巻のラストが衝撃だったが、お試しで首を切られても困るし
これで光が死なないという勝算が田中にはあったのだろうか。
しかしこんなことをしかもよしきの目の前でする必要はあったのか。

暮林さんも良い人そうでいて得体のしれない人ではある。
光に情が移っていたりよしきをビンタするのは気が引けたり
優しい人だなとも思うのだが、こういう話では
優しいと命取りになりそうで怖い。

光は普通の病院に連れて行かれても平気なのだろうか。
医者には彼の体はどう見えているのか。
その辺りは光をコピーできているのだろうか。

朝子は見てしまったけれど誰にも言わないし、
よしきにも言わないで光に言ってしまうんだな。
真っ直ぐな子だなと思うし、泣いている姿が悲しかった。
でも、人が亡くなるというのは本当はそういうことだ。
泣く朝子を見て、光が暮林さんの元に向かうのもちょっと意外。
暮林さんがいっそのこと自分がと思うところが
大人として気持ちもわかるしこの人はこの人で優しくて
誰が訪ねてきたのか不安になる。

忌堂家の罪は成程と思いつつも、まだ謎が残る。