BASARA (1) 感想

名前は知っていたが初めて読む。
あるあるかもしれないが、熱い始まりだ。

壮大なファンタジーと思って読んでいたので
唐突な日本地図やファーストキスなどの現代語には
ちょっと面食らう。

まーくんのお母さんは息子が身代わりにされたのに
更紗のこともちゃんと覚えていてお墓を作ってくれる
純朴な優しさが見ていて辛くなってくる。
身分が上過ぎて誰も顔を見たことがないのならまだしも
いくら双子とは言え背格好も声も違うのに
更紗だと本当に気付いていないのだろうか。

タタラほどではなくとも英才教育は受けていたはずで、
牛を用立てて貰って刀を取り戻すのは成程と思ったが
柚香たちを取り戻そうという時にはさしたる策も無く、
しかも予定外に敵に斬り掛かって味方を窮地に陥れるとは。
周りについている人たちも、もう少ししっかりしてあげて欲しい。
揚羽がいなくなったのは痛いところだ。