ネタバレあり

著者 : 三宅乱丈
エンターブレイン
発売日 : 2010-01-29
ミューバはあれほどデュルクを大事に思ってくれていたのに
それでも信じるのはデュルクでは無いのだな。
彼のせいで奴隷化されるところだったのは
本当に恐ろしいことだが、そんな発想をする彼らでは無く
デュルクを心から恨んでしまうのは辛い。

カーマの色々なことが明らかになるが、ひとつも
彼らにも事情があったのだなと同情できることがない。
ただただ気持ちが悪い。

予知の足が獣奴のようになっていた理由はこういうことだったか。

イムリたちの描写の雰囲気がとても好きだ。
広島弁や色々混ぜて使っているのだろうか。
民族の暮らしとして読んでいたい。

あれからどれくらいの時間が経ったのだろう。