金を出して貰うからといっても、自分の人生なのに
一番応援して欲しい親が障害になるのがきつい。
先輩の言葉が後押しになるのがありがたいし、
この母親は一応納得はしてくれたので良かった。

自分の絵を描く、というが
個性をアピールし過ぎて訳のわからないものになると
現代アートって煙たいものになってしまうので
なんだかなぁという気持ちになってしまった。
自分は個性を無理に押し出したものより、
事実に”誠実”な絵の方が好きだ。

橋田くんは好きなキャラかもしれない。

絵はどうしても感性のもので評価基準が曖昧だから
良いとか悪いとか言われても
それは飽く迄あなたの好みですよね、と思ってしまう。
受験絵画で奇を衒い過ぎるのはどうなのだろう。
絵だけでなく受験用の勉強が進学校のメインになりがちだが
本来の勉強からどんどんかけ離れていく気がする。
芸大に実際見学に行ってみて、「大した事ない」と感じてしまうのが
良いのか悪いのか。
八虎は得るものもあったようだが。

世田介くんの正直な気持ちが聞けたのは前進だったかもしれないが
嬉しくない内容ではある。
それを聞いて落涙しつつも
「俺の絵にもっと説得力があったらあんなこと言われなかった」
と思うのは強い。
武器が少ない分身軽というのは面白い言い方だ。