マチネとソワレ (7) (ゲッサン少年サンデーコミックス)

無表情であることで、照明の陰影を使い
同時にいろいろな表情を見せる。
それだけ聞けば、難しいことのように思えるが
能面と同じと言われると納得がいく部分があった。

確かにファンはたった一度ピアスを触るだけで
癖だと受け取るだろう。
入れ込んでいない人まで癖だと思うほどやれば
寧ろわざとらしくしつこく見えてくる。

役に入りきっていたら我知らず笑う事もあると
自分は思うのでそこまで誠が特殊には思えないし
てっきり敢えてあそこだけは発信したのかと思っていた。
居るだけで周りに影響を与える役者というのは実際いるものだ。
カンパニーに参加しているだけで、周りの芝居がどんどん良くなっていく。

相手の反応を見て芝居を変える役者も実際にいるし
そういう役者は好きだが、少なくとも今回の2.5の舞台においては
兄よりも誠たちの演技プランの方が合っていたと思う。
どんなにすごい役者だとしても、楽屋でこんなに引っ掻き回すようなことをする人間を
中に入れてはいけないと思う。