やっと本を出せてプロになれて、
その本を持って家を訪ねたら売地になっていた時の千秋の気持ちを思うと辛くて仕方ない。
エッセイをもう描きたくないのに続編を求められるの、
あれだけ辛い思いをして吐き出したのに
過去に絡め取られたまま今の自分が誰にも必要とされていない気持ちになりそうだ。

千秋は周りの目も気にせず抱き締めて
本当に忍のことが好きなのだなと思う。
仕事をすると別れて暗に家にも来ないでと言っているのに
来る岡野が急にとても気持ち悪く感じる。
千秋の宣戦布告を受けて思うところがあるのは分かるが
アポ無しで押しかけて昼間から求めてこられても疲れる。

みひろは仕事もしていなければ家事もやらないのか。
自分がやられて嫌だったろうに何故千秋の寝込みを襲えるのか。
千秋の努力や覚悟を「ずるい」と言うのが酷い。