シジュウカラ(3) (ジュールコミックス)

若い頃の理想と違っても全然みじめなんかじゃない、
と微笑むシノブが良い。
帰宅して声もかけず黙って見ていて、
あとからみっともないなどと言ってくる夫が本当に気持ち悪い。
ちゃんと言い返すのは偉いけれど、笑い話で冗談ぽく言っている分シノブの気持ちがすり減りそうだ。

千秋に泣いていい、先生はずっと我慢して笑ってきたんでしょ、と言われたら、これは泣いてしまう。
浮気を指摘されて謝るでもなく誤魔化すでもない夫。
本当にシノブのことを見ていないし認めてもいないのだ。
なぜ彼女と結婚しようと思ったのだろうか。