立ち入り禁止と通行止めになっていて、
すり抜けて行ってしまえという発想がどうしてもわからない。
目的地が近くだとして、係の人にそれを告げて訊くか
誰もいないのならせめて降りて入って
車が通行できる状況が確かめないものだろうか。
人は轢くしそのまま侵入するし、このシリーズの一般人には多いがとても非常識だ。
別荘の予約を任せておいて文句を言う女性に
女性に料理を任せて何もしない男性も
時代背景もあるのだろうがそれでも身勝手に思う。
出血量を見たらかすり傷だとは思えないだろうに。
「あんな奴拾わなきゃ良かった」ではなくて
「通行止めのところに入らなければ良かった」と後悔するべきだろう。
琴音は当たり前のことを言っているだけなのだが至極真っ当に見える。

誰も君の苦しみを肩代わりできないが君が歩くことを止めることもできない
君たちが歩く道は私が必ず守り抜く
の台詞は恰好良かった。

ひとりでキャンプに来ている人にまとわりつく女の子たち、とても非常識だ。
先生が引率していて注意もしないのだろうか。
怒って物に八つ当たり自体良くないが、刃物を持ってそれは駄目だろう。
怪我もするかもしれないが、まな板も包丁も傷む。
浅見が帰国子女設定なのがクラスで浮く為だけでなく
英語が分かるというのが意味がある展開なのは良い。

あんなことがあってから学校で再会して、わざと出来ないフリをされたら気になるのは仕方ない。
そういうのがギャグとして許された時代なのかもしれないが、いきなり要が篠原の胸を触って確かめるシーンは
その後に浅見が怒っているとは言え嫌だった。
親が実力者だからと威張る子供というのはフィクションではよく見るが、実際にいるものなのだろうか。
病気の人と病院から放り出すような無意味なことをしかもただいじめたいだけの相手の仲間の弟に対して本当にするのか疑問。
篠原も目立ちたくないと言っていたのに目の前で起きればやはり関わってくるのだな。

交換条件と言いつつ結局要の弟まで助けてくれて、心憎い立ち回りだ。