NANA―ナナ― 4 (りぼんマスコットコミックス) 感想

章司を待っている時、ナナが上着を貸してくれて
素直になってハチが本心を言いながらストールを貸すシーンが
この後待っていることを思うと切なくなる。

ナナは自分のことのように怒ってくれて
「取り返せ」と言ってくれて、いらないと言われたら
寄り添ってくれて。
淳子は心配して来てくれた割に言う事キツい。
確かに奈々も反省するべき点はあるにしろ、それで浮気されても仕方ないとはならないし
説教をするのは今ではなかろう。
京助が淳子に突っ込んでくれてちょっとすっきり。

神様がナナの為に用意してくれたチケットという響きが好きだ。

ブラストの東京での初ライブが恰好良い。
ハチは気を取り直して、お客さんが帰るのも阻止しようとしたのに
ナナは美里に取られるしスーパーで幸子を見てしまうし気の毒だ。
ジャクソンもスーパーも行けなくなる。
なにげに左手薬指に指輪をしているところも、
ふたりは仲良くやってるんだなと思わせる。

ヤスの家の外に立っているナナの描写もきゅんとなる。
ナナはナナで、怒られてどうしていいかわからなかったのだろう。
八つ当たりだと認めてナナにも美里にも謝るのがハチの良いところだ。
シンが、聞かなかったことにしたほうがいいのかと思って、というのが大人。
そこがかわいいんだよ、ハチはとあっさり言えるところも。
それにしてもハチは仕事の後に聞きに行けばいいのに、いい根性している。
お局様と言われているが、坂上さんは単に普通の社会人では。

奈々が素直で優しいのは本当にそう思う。
ごめんね。能天気にいろいろ聞いて、と言えるところとか。
「知っててあたしを連れてきてくれたんだね。ありがとう」
とナナが言ってくれるとは思わなくて、ぐっときた。

祈ったのに、という終わり方が悲しい。