この時代にも関わらず自分の好きなことをして
生きていこうとするアルテ。
世間知らずでもあるのだが前向きで良い。
親方もアルテを性別関係なく人として見てくれる。

二言目には女女で正直周りの扱いには読んでいていらっとしてしまうし
アルテを応援したくもなる。
性別や立場ではなく自分という人間を見て欲しいアルテが
高級娼婦のヴェロニカを尊敬するところも真っ直ぐだし、
そんなアルテをヴェロニカが気に入ってくれるのも良い展開。
ヴェロニカは本当に素敵でこれはみんな好きになっていしまうという感じだし
男の庇護の外で生きようとしている女という同じくくりで
アルテのことを見ているのは納得した。
まだ16歳だし自覚もできない恋がどうなるかも分からないが
溺れるような恋は地獄への入口というヴェロニカの言葉もまた共感するものだった。