チハルが御嶽について
「僕が信じるとか信じないとかじゃなく
この島ではそういったものが機能しているコミュニティが
存在することは確か」
という言い方をしているのが的を射ているし
頭の良い言い方で好きだ。

カンダーリが自分のルーツを探る旅という説も興味深い。

チハルとリンドウが戻ってきたシーン、
この魅せ方も勿論素晴らしいのが個人的には2人の様子を見たかった。
それにしても過去の話や島の信仰のオカルティックな部分をうまく組み合わせた物語だと思う。
元々1巻完結予定が裏設定を表にしてこうなったとのことだが、
もっともっと読みたいと思った。

波照間島の燐鉱採掘時に化石が見つかったのは事実のはずだし
筆者も取材時入り口を埋め立てられて今は入れない鍾乳洞で化石を見たという話を聞いているそうで
実際にあるかもしれないと思わせる浪漫のある話だ。