読みやすくて一気に読めたし面白かった。
オチについては予想できる人も多いと思うし
オチにがっかりした人も一定数いるようでこの目は別れるのかもしれない。
自分は予想通りのオチだったが、その後のもうひと押しが良かった。


ここからはオチに関するネタバレに少し触れるが


叙述トリックではあるし、ありがちと言えばありがちで
自分はやっぱりなと思いつつ好きなオチだったし、
みんなが犯人を追放するだけなのは随分優しいなと思いつつも
作家先生が舞台用にこの話を書き直す予定というのが良い。
事件の描写中に感じていたいくつかの違和感も、そういうオチなのであれば
納得できた。
自分は、今度この小説が舞台化されるのでその前に読んでみようと思って
手に取ったので、書き直されて舞台化されたものを目にできるというわけかと
ちょっとニヤリとしてしまった。
舞台を見に行くのが楽しみだ。