本番前に緊張で帰りたいと言い出すなんて、
バレエを始めた頃の潤平なら考えられなかっただろう。
中村先生の現役だった頃のことも少し垣間見える。

夏姫の後押しもあったとは言え、中村先生が
潤平をブランコの元に連れて行くところに驚いた。
ここまでしてくれる先生はそうそういないだろう。
潤平のお母さんが「やりたいことができるうちに動いた方がいい、人って死ぬから」というのが響く。
中村先生は本当は手元において潤平を見守りたかったのだろうに
潤平のことを買っているからこそ手放したというのがn泣けてしまう。