(小説で)命を救うどころか殺すしかないなんて笑える。
そんな告白を聞いてボロボロ泣いてくれる人がいるのは、救いになったのではないのか。
野田さんも飲み会を東大出だから免除、と自らネタにして断れる強さを得ている。

光に満ちて全てがうまくいくかのように一瞬でも思えたのに
子供の死という闇にあれほど命懸けで書いていた原稿を燃やしてしまう姿に言葉も無い。

自分の人生を生きる。
『面白いくらい自分のことしか見えてない』のは
自分の人生を生きていることにならないのだろうか。
子供を産んで自分をなくせば楽だと、そうやって自分のところに引き留めようとする旦那は怖すぎる。
だが、聞かなかったことにして立ち去る理津子も凄い。