まみちゃんが元気くんのことは好きだけれど2人の間にノイズが混ざっているのが嫌
という言い方をしているのが非常によくわかる。
何でも他人に勝手に決めつけられたらうざいに決まっている。
そのノイズに元気くんが気がつかないのが一番寂しいというのもまた
よくわかる物言いだと思った。
パニックになるのは仕方ないにしても浮気しているのかという発想が
悪い意味で男らしい。
ただ離婚までするほどのことかとは自分は思ってしまう。

原さんは現実的で自分は結構好き。実際結婚をするとなったら
法律と経済と人間関係の問題になってくるから、仕事は山積みだしうんざりもする。
だからこそ2人で対処して乗り越えていかなければいけないし
そういった一連のことがノイズだから嫌だというまみの気持ちもわかる。

結婚を前提に付き合いを始めたのだし、向井君ももうちょっと現実的に考えたら良いのに。
結婚と言われると疲れるのはつまり結婚するつもりが向井君に少なくとも今はまだないということだと思う。
男は子供を自分で産まなくて良いからその点気楽でいられるのだ。
と言いつつも35歳は、子供が成人するまで自分が前線で働けるかなどを考えたら男性でもそれなりの年齢だと思うが。

ちゃんと謝らないしその場でも言えなかったが、別れ際にドレス素敵でしたと言ったことは頑張ったと思う。
洸稀ちゃんが花をあげると言って部屋を出たのも、ままならないことを楽しいと言えるのも
素敵だなと思った。

全部応えたいけどそうすれば賞味期限が早くなる。本当にままならない。
そんな彼女の恋愛を不誠実というのはおかしい。片方が結構望んでいるというならともかく両方合意なのだから問題はないだろう。
よほど向井君の方が誠実でありたいと言いながら結婚はしたくない宙ぶらりんで不誠実だ。

話を聞いて言いたいことがわかったのかと思えば元気は余計に納得がいかないようで、疑問に思うばかりで真剣に考えてはいなさそうに見える。そうなってくると本当に結婚はやめてもいいのかもしれない。
よく事情も知らないだろうに他人にモラハラだとか言われてマミがかわいそうだ。
明らかに怪しい女に騙されてバイト代も払わせてもらえず厨房に入れてしまっているし、それが天使だという男たちはみんなバカばかりだ。

広瀬さんの考え方はとても好きだ。
自分が平気だからいいというのではなく次の世代のために怒るべきである。

バス停の譬え話はとても面白い。
幸せに辿り着けると思って結婚経由の路線に乗っていて、着けないなら降りるのは当たり前だし
気が付いたら子供のバスに相乗りしていたというのも分かる。
向井くんはそもそも目的地がはっきりしていないからそれはぐるぐるするしどこにも辿り着けない。

嫁がいない間に嫁のことを知らない女を
しかもバイトでもない形で店に招き入れて
嫁にマウント取らせても気づかない男。
その気づかないところが無理なのにはっきり言えと言われるなら、いよいよ無理だと思う。