貸していない本の話を出してカマをかけてくるケンヤ。
本当に賢い人だ。

勇気を出して、というワードを中西さんらしい少女が言っている描写があるなど芸が細かい。

投げ出さなかったらこうなった、と直球勝負な悟を
「でかした」と全員迎え入れてくれるお母さん。
悟のお母さんは本当に恰好良い。
子供を信じていて過干渉になるようなことはしないが
基本的には大体察していてさり気なく手助けし、
その時がくれば前面に出てくれる。
児相の人たちが来た時にさり気なく傷を隠そうとするところなど凄かった。
傷害で警察を呼んでも良いと思うくらいだが、一番大事なのは子供という理念が徹底している。

勇気ある行動の結末が悲劇でいいはずがない
という先生の言葉はとても響いた。
父親とは違っても大人の男像と悟が感じるのも分かる。