テンポが良く緊張感があり、続きが気になってひたすらページをめくってしまう。
よくあるタイムリープものと違い
主人公の思うようにならない上正解を見つけないと
現実に戻れないというのがかなり肝だと思う。

雛月の文集の作文タイトルが「私だけがいない街」であることを考えると
タイトルに込められた意味を勘ぐってしまうところだ。

お母さんがとても恰好良い人で、
親子仲は良かったのに距離を取ってしまったのが
事件のせいであることなども明かされ
事件のせいで失ってしまったそういったこと全てが
悟の元に戻ってきて欲しいと願わずにはいられない。