幸せな夢を見て何が悪いのだろう。
琲世が不憫でならない。
欲しがっていいって勘違いしてた、という言葉が辛かった。
しかし、夢はもういい という台詞は恰好よく迫力があった。

あの瓜江が不知に死ぬなと思いを抱くシーンは印象に残る。
2人が共に戦う中で瓜江が初めて仲間を思ったのにこんな結果になるとは。
カナエも不憫で仕方ない。
戦闘シーンは圧巻の描写。
「光栄だな、高槻先生」の台詞が良かった。

月山をホリが頼ったトーカちゃんたちが助けに来るところは嬉しかった。
危険な行為だったろうに。

一方で不知たちの遺体が奪われたのは悲しい。

この辺りの琲世は見るに忍びない。
塩野は典型的な駄目編集者だったのか。
編集者が見る目がないこともあるんだな、とボヤくところにちょっと笑ってしまう。
無防備な高槻も良く無かったが、冷蔵庫にお菓子を入れる為に開けるまでは百歩譲って良いとして
タッパの中身は普通見ないだろう。
15分早ければ穏便に逃げられたろうか。さすがにどの道難しいか。

高槻先生の名前が作品中に出てきた時には、
まさかこんな因縁になるとは思いもよらなかった。
琲世を立ち会わせての喰種カミングアウトは流石に一筋縄では行かないひとだ。