ネタバレあり。

記憶喪失はやや唐突感があったし、どこかで記憶は戻るのだろうと
思いはしたが、どう展開させるのかと思っていたし
本番直前にそのタイミングを持ってきて非常に熱い流れに持って行き
流石先生と思わされた。

辻本君が笑いに、父親に、そして相方とはなにかという命題に
真っ直ぐに向かい、彼なりに答えを出し
天才とは釣り合わないと後ろ向きになっていたのが
「信じろ」と言えるようになった。

圭祐も、アドリブを取り戻し、自分が楽しむことを大切に思い
辻本を信頼し、まず辻本を笑わせたいと思う。

互いに信じ合い、笑い合う。

人間の描き方が相変わらず素晴らしく
どの人が優勝しても可笑しくない状況が丁寧に描かれているのが凄いと思う。