失恋ショコラティエ (6) (フラワーコミックスアルファ)

一瞬ほんとにもう終りにしちゃおかと思った
そんなつもりなかったのに急にいらっとして投げ出しちゃいたくなる時ってあるよね
根気強く頑張れば幸せになれるはずの恋愛を悪魔が時々隙をついて捨てさせようとするんだよね
というオリヴィエの台詞にとても共感。
「タイケツしてくるよ」という時の表情がぐっとくる。
オリヴィエは本当にまつりちゃんが好きで
大切で、王子と言われてもただのひとりの男なんだなと
改めて思える。
言っておくけどまつりちゃんがあなたと別れて僕と付き合うことにしたのは僕がお金持ちの王子だからじゃないよ
あなたよりはマシだからだよ
自滅って最悪だね
すっごいレベル高い誰かに負けたほうが楽だったよね
でもあなたは自滅したので
僕のせいにしないでね
まつりちゃんのせいにもしないでね
という言葉が、容赦なく気持ちをぶつけている感じがするし、
それに対して本当に日本語が上手だと返すところが
はっきり物を言わない感じで良い。
まさに対決という感じだ。

だから不倫をして良いという訳ではないけれど
旦那さんのモラハラパワハラさ加減と
周りに相談しても本気にしてもらえない程度の描写が
非常にリアルだ。
どこまで計算なのかわからないが、サエコにも同情してしまう。

薫子さんが夢を見た時に「もう安心だ」と思ってしまうのもこれまたリアルで。
深層心理でそう思っているのに
現実では動かないし動けない。

爽太と同じ職場で働いているのに爽太に本心がぶつけられない薫子さん
結婚していて幸せに見えて自分にできることが何もなくて苦しむサエコさん
ショコラティエとして注目されて一定の成功を収めているのに叶わない恋に苛まれる爽太
オリヴィエに思われても幸せになりきれないまつりちゃんに、
まつりちゃんと両思いになれたかと思いきや手に入れられず独り相撲が続くオリヴィエと
みんなとても切なくて苦しい。
えれなは爽太とお似合いだと思うので、最後には結ばれるのではと思いたい。