前にテレビドラマで『ロング・グッドバイ』というのがやっていまして。
見てみたのですが凄く中途半端で？？という印象でした。
原作のレイモンド・チャンドラー氏の『The Long Goodbye』を読んで色々と得心がいきました。
「ギムレットには早すぎる」や「さよならをいうのはわずかのあいだ死ぬことだ」などの名台詞で知られる
今時中々見かけないハードボイルド小説です。
あの捨てられた犬のような惨めで、でも礼儀正しく人懐こいレノックスには
もう二度と会うことが出来ないのだなととても切なくなりました。
二度と会えないって、すさまじい絶望感ですね。本当になにをどうしても絶対に会えない。
すごい、ことだなと思います。
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大変私事ではありますが、先月愛犬が亡くなりました。
一週間前に健康診断をしていて特に異常もなかったのに
夜中からなんだか寝苦しそうにしているなと思ったら朝方に心肺停止。
心臓マッサージと人工呼吸で一時は戻ったのですが
その後またすぐに急変して病院で息を引き取りました。
これだけペットが流行してもまだまだペットと一緒に住める家が少なく、
ペットと一緒に立ち入れる場所も少ない現代日本。
動物病院の数は増えて選択肢はあるけれど、それは対応の良さそうな病院というだけで
名医は本当に少ないです。
救急車が無いどころか、24時間見てくれる病院自体が大変数が少ない。
どんどん体が冷えていく愛犬の体を抱えて、病院が開くまで何時間も待つしか無い
というのは大変辛かったですし
いざ病院へ連れて行っても対症療法しかなく、
レントゲンや心電図などそれなりの設備がある病院ではありましたが
人間のようにMRIなどがあったり、もっと大きな病院へ紹介してくれたりという制度がある訳でもない。
急変の原因は不明のままでした。
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動物のボランティアをしていて、動物関係の法律に詳しい弁護士が非常に少ない
という嘆きを聞いたことがあるのですが
医療についてもまだまだなのだなということを実感しました。
ボランティアをしていても思うのですが、結局ペットは流行りであり
動物は人間より下の存在であり、軽視されがちです。
特に飼っている人本人は家族として見ていても、周囲の目は本当に冷たいです。
とは言ってもペット保険というのが出てきて、動物は死んでも仕方ない、ではなく
なんとか治療したいと思う人＝需要が増えてくれば
こうした部分もそのうち変わってくるのでしょう。
悔しい思いはいっぱいですが、現在の状況の中ではやれることはやったし
今回はあまりに急なことではありましたが
犬が基本的には私より先に寿命が尽きてしまう、いつかくることであった
というのはわかっていることなので致し方ないところでは有ります。
私が十代とかだったら、ここから「私が獣医になって24時間患者さんを受け付けるんだ」
なんて決意をして人生が変わったりもするのでしょうが
私は残念ながらもうおばさんですし、血を見るのも苦手ですし。
私に出来ることを探して生きていきたいなと思います。
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犬がOKなホテルをフォロワーさんから教えて頂いたり
先日海外では割と当たり前の飛行機の客室に犬を乗せられるのをANAさんがキャンペーン的に始めたり
北海道新幹線が開通したら一緒に行こうと思っていたり
色々あったのですが間に合わず、その辺りではどうしても後悔でいっぱいです。
病気を全然しない、怪我もしなくて本当に元気な子で、
歯も一本も抜けていないし足腰もしっかりしていて、食欲も衰えないし
お散歩も嫌がらないしで、あと五年は余裕で一緒にいてくれると思っていました。
でも「だからペットは飼わない」という思考にはならない人なので、また出会いがあったら飼いたいと思います。
度々書いてきましたが人生で4度の出会いがあり、内2度は猫さんで、でもいろんな事情で飼えず
内一度が先代のお犬様で私の弟でした。
そして残りのひとつが愛息子であった今のお犬様です。
出会いがあったら、とは思うけれど、こんなに良い子に残りの人生で果たしてまた出会えることがあるのだろうか
とも思いますが。
ペットシーツとかは次に備えて取っておこうと思って物置にしまってあるのですが
おやつ関係が封を切ってしまっていて、捨てるのも大量だし忍びなく
行き場に困っております。
もしも貰ってくれる方がいらっしゃいましたらご連絡いただければ…。
グリニーズとにぼしと、グルコサミンのサプリがありますので…。
mixi、twitterやインスタなどいろんなところでコメントを頂き
うちのお犬様をかわいがって頂いてありがとうございました。
羽海野先生にもRTして頂けたのは嬉しかったな…。
自慢のかわいこさんでした。
次の出会いがあるまでは、
繰り返しになるのですが、私に出来ることを模索してちょっとでも世界のお犬様たちの為になることを
していけたらいいなと思っています。
