著者 :
ビクターエンタテインメント
発売日 :
『狼の掟』と同じく、大した”カーアクション”は無い。
走行シーン、エンジン音、あとは180ターンくらいだろうか。
前作よりグロいシーンは少ない点で見やすかった。

自分は佐藤流司さん目当てで見たので、
全体的にアホっぽくて、煙草を吸っていたり雑な感じだったり
あとは流石にアクションシーンで
殴られたり殴ったりの芝居も上手だなと思い
その辺りは満足。
ただ夫とやり合うだけなので見せ場は非常に少ない。

ストーリーには期待してはいけない。
亜梨紗の言動も納得いかないし、
彼女を助ける為にはどうしたらいいのか
というのが、タイマン対決で解決するとは思えないし。
結局金庫や財布の金を盗んだのは誰だったのか。
車好きだけど人の車を盗むのに胸は痛まない純也については、
まぁ、バカなんだなで良いかもしれないが
違和感がないわけではないし、いい車じゃなくてSUVとかが売れる
ってJKに言われているのになんで相変わらず高級車を
狙おうとするのか。バカだからか。
車が好きでガソリン盗むのは良いとして、ハイオクかどうかに
こだわらなくて良いのかとも思うし。
夫がなぜ亜梨紗を見つけられたのか、
洋服のポケットにスマホがあってGPSってことなのか
逆に何故純也は彼女を見つけられたのか。愛?

前作に比べてアベルが割とただいるだけで
仕事は割とちゃんとやっているけど純也の相棒感はイマイチ無い。
二人で半キャンプみたいに生活しているあの雰囲気は
結構嫌いではなかったけれど。
最後のメロンパンくれるところは良かった。
純也も食べようとしてやめて、千切ってくれるのはちょっと可愛い。
半分もくれなかったけども。笑

ちゃんと耳代揃えて300万返したのも、
ビビってるだろうにペナルティは自分だけでって言うのも
アホだけど真っ直ぐでお人好しな純也っぽくて良かったかなと。

役者のファンの人は一度目を通しておいて良いと思う。
邦画としては全く内容がないつまらない映画。