松田凌さん好きだし、元々増田さんに声質が似ていると思うので
違和感無さすぎて逆に違和感あるレベルの加州清光でした。

本当に加州清光でした。

本当にそこはもうマジで清光だったんです、というのは本心なので
誤解なきよう…。

私は元々、ステに加州を顕現させて欲しくなかったので。

唯一無二、じゃなくなってしまったのは正直今でもショックだし
多分ずっとショックだと思う。
それぞれのキャストさんが好きだし彼らがそれぞれ作り出した清光は
本当に愛しているけれど、それとは別に有る気持ちなんですよね。

こんなにモヤモヤするってのは、ミュステどっちも好きなつもりだけど
どちらかというと深層心理ではミュを贔屓したいと思っているんだろうか。
ステに、というか末満さんに、「してやられた」って気持ちが続いている気がするんです。

かたや綺伝をあれだけソーシャルディスタンスにこだわって
コロナ禍騒動早々に無事公演し終えたステ。
かたや複数のコロナ陽性者を出し、それ自体は仕方ないけど事前及び善後策がぐだぐだであることが露呈した上幕末双騎共に一部公演を中止にしたミュ。

それでネガティブな気持ちになっている時の清光顕現は、自分にとってはネガティブなニュースでした。
いやもうそれはそれは、ネガティブに感じたんですよね。

別の本丸だからいてもいなくても関係ないはずなんですけど、
上記のそれはお気持ち表明ブログにも書きましたけど完全に感情論で。

天伝の中で清光が家康と会話をするシーンの中で、
はっきり沖田さんの名前を出しましたし、あんなに印象的に演出しておいて
次に慶応甲府をステでやらない訳がないと思います。

それをやってしまえば、安定も虎徹もステに顕現することも十分ありえるでしょうし
いずれ蜂須賀も顕現して初期刀が揃うことになるでしょう。
シンプルに、悔しいなと。

ミュは再演とフェスもあるから、物語自体は正直、年数の割に
ステに比べたらそこまで進んでいない。
ここにきてミュの再演にも意味がありそう、ってなってきたのでまぁいいんですが
それでも修行に出たまま誰も帰ってこないミュ、
極になった男士が何度か出陣しているステ。
話の進むスピードが早ければえらい、なんてことはないんですけどもね。
でもね。
物語を、彼らの時間軸を先に進めてあげてくれよって思っちゃうんです。

初期刀も全員揃えて新選組刀も揃えて
なんなら映画刀剣乱舞2は戦国と迷っていた幕末を取り上げても
ステキャスで全部いけちゃいますよね、っていうのはなんだか羨ましいです。

ミュの初期刀は加州、蜂須賀、陸奥守の3振。
先日の壽乱舞音曲祭では初期刀として珍しくきっちりクローズアップされた感はありましたが
初期刀としての扱いにやや不満があるんですよね、私は。
まだむっちゃんはむすはじでかなり良い見せ場をもらえていたと思うんですが
はっちと加州はそこまでなような。
新選組刀としても、そねさん、兼さん・国広は近藤さん土方さんとがっつり絡みましたし
安定も新選組に入隊しましたけど、加州だけが無い。
修行にも出してもらえてない。

幕末再演でやっと、加州も本当は辛い気持ちを抱えていてっていうのを
きちんと描写してくれるシーンが追加されましたけど
ミュ本丸で加州清光って本当に特別な刀だと思うんですよ。

しかもそれでいてミュ本丸審神者が初期刀として選んだのは加州じゃないらしいんで。
なのに自称総隊長として、率い支え単騎出陣までしちゃった刀なのに
このままだと加州は極にもなれないし、割と裏方に回ることも多くて
自分の気持ちも性格的な問題もあってなかなか吐露しないまま
というのは悲しい。

と思っているところのステ加州ですよ。
ミュではベストに見せかけたTシャツだという裏事情もあって脱がない
コートを脱いだ加州も見せてくれたし、
家康が生き延びて徳川幕府が成立しないと沖田さんとのあの日々が生まれない
という切実な思いも聞けて、
この上多分特命も見られるんだろうと思うととても楽しみで。

楽しみだという気持ちが募れば募るほど、
ミュで(も)見たかったなという気持ちも拭えない。

相当なプレッシャーの中完璧な加州清光を演じてくださっている松田凌さんに
本当に感謝ですし、
ここまで加州清光を築き上げてミュ本丸を引っ張ってきてくれた佐藤流司さん演じる清光にも、『本公演の先の時間軸で』日の目を見せてあげたいと思ってしまうんです。
いつかくるんですかね、そんな未来。
少なくとも今年はこないのですけど、どうも望み薄に思ってしまうんですけど、
いつか来て欲しいです。