人魚が逃げた 感想

理世さんが「すてき」と言ったのは
ティファニーが、ではないと思うのだがどうだろう。
友治がずっと先走りすぎている感じでハラハラした。

着古しのシャツワンピと自分で思っていたものが
娘からはきちんと手入れして大事に着ていると
見てもらえているというのはなんだか心温まる描写。

冗談めかして言われたとしても、
酒も飲まずスポーツ観戦もしないで何が楽しいのか
と言われたら、
本も読まずに頭使わないでよく真人間のような顔で生きていられますね
と思ってしまう。
読めば3分で終わるような短い文章を何日もかけて書き
しかしその3分の間にその一行で人生が変わる人もいる。
それが創作という行為の良いところだと思うし
本を読まなくてもそれが言える人だから、奥さんとうまくやっていけるのだろうな。

ファンタジー風味でまとまっていくのは
多少期待外れな部分もあったが、
短編のお話がひとつの結末に向かっていくのは好き。