ホールドオーバーズ 感想

クリスマス休暇の重要さは正直日本人には
そこまで理解できないのかもしれない。
年末年始にひとりでも、個人的にはそれはそれで気楽だ。
気の合わない先生と一緒にいなくてはいけないのはきついが。
クンツのような人間がいる中で後輩ポジションでいなければいけないスミスとパクがいちばんつらそうだ。

取り残された、というのが学校にというだけでなく
それぞれが生き辛さを抱えて世間から取り残されている部分を持っていて
それでも人を気遣ったり時には面倒になったりしつつも
日々生きていることを感じる。

保護者の癖に学校からの連絡を受けられない状況にいた癖に
文句はきっちり言いにやってくるアンガスの両親は本当に腹立たしかったが
ずっと手を握って一緒にいてくれたメアリーや
自分を庇ってくれたハナム先生の存在は
きっと今後のアンガスを支えてくれると思う。
一緒に手作りの料理を囲んだクリスマスの食卓のことも
なにかあった時に思い出しては心を温める
思い出になっただろう。
人はそれがあるだけで生きていけることもある。

静かだが余韻のあるラストだった。