それでもしますか、お葬式? (3)  感想

前巻で先生の話が非常に気持ち悪く
全く良い話ではないと思っていたが、それで正しかったようだ。
子供ながらに向井さんはよく言い返せたな。偉い。
そしてそこで彼女の味方をしたこともとても偉いし
それは確かに誇れる思い出になるのも頷ける。

クズ男に殺されて酷い話でしかないが、
きちんと有罪になったことは良かったし
猫が代わりにきてくれたのはちょっとだけ明るい終わり方で良かった。

子供が折角保護されたと思ったのに。
親権って強いなぁ。
確かに相当のことが起こらないと助けることはできない
というのは事実だ。
元夫が存在したのか。よくお金を立て替えたものだ。
子供にも会わせてもらっていないのに。
しかもカズさんが犠牲になってしまうなんて。

死んだから水に流してやれというのは
カズさんの良い面しか見ていない他人だから言えるのであって
奥さんからしたら葬儀なんて参加したくないし
こうして手続きなどに足を向けただけで
十分水に流している範疇ではないかと思う。
出かけていなかったらカズさんも一緒に亡くなっていたかもしれないとは思う。
しかし妻との約束を破り息子の願いを軽んじた上
借金を押し付けて逃げた弱さは
それは許されるものではなかろう。
それでも潤くんに背負わせなくていい、という考え方が素敵だし
潤くんもお父さんの方に引き取られることになったようで安心した。