キングダム (二) 感想

成り行きとは言え政を守っていた信に
一瞥もくれない昌文君には正直ちょっともやもやする。
それに比べて壁は真摯な人だなと思う。

襲撃を受けて震え上がったり周りに怒鳴ったりではなく
自ら馬に跨がり味方を鼓舞しようとする漂が恰好良い。
自分が生きて逃れることではなく
政のことを考えて昌文君の救援に隊の半分を
向かわせようとするところも素晴らしい。
その上単騎駆を見せられては、感心もそれはするだろう。
壁が、漂もここで会えると思っていたのに無念、
と言ってくれるのが少し救われる。

自分の老いを感じ、悔しいが信に託すしかないと
悟ってからの昌文君の
「漂のことはすまなかった
こんなはずではなかった。許せ」
は精一杯の謝罪だろうと思う。

山の民の王国の様相は圧巻だ。