都会の片隅にひっそりと佇む一軒のアパート「サクセス荘」。そこには、“ひと旗あげたい”と成功を夢みる若者たちが住んでいて、いつか必ず夢を叶えて巣立っていくという伝説があった…。
ある夜、チャップ(定本楓馬)が冷蔵庫に入れたプリンが何者かによって食べられ、リビングのごみ箱から空の容器だけが見つかった。
事件発生の時間、リビングにいたのはヒッピ(寺山武志)のみ。しかしヒッピは食べてないと主張を続ける…。

https://www.tv-tokyo.co.jp/success_sou/story/02.html

 

本編 感想

噛むと連鎖する

舞台を見ていると、基本的に役者さんは稽古の賜物もあって
噛まないのだけれど、なぜか一人が噛むと連鎖的に
続けて何人も噛んじゃうんですよね。
場の集中力が途切れるというか。
今回もみんなちょいちょい噛んでいて、
いや大丈夫イケる! って
思わず応援しながら見ているところがあります。笑

 

単純にストーリーが好き 

裁判が始まるのも、結局お互いが誤って和解するのも
ほのぼのストーリーですし、
冷蔵庫にいれるときは名前書こうねって再確認するのが
共同生活っぽくて良いです。

ゴーちゃんが「コンビくみません?」って言ったのを
ヒッピが「大丈夫です」って断っちゃうの
ひどいなって思いました。笑
ほんとにどこまで脚本でどこまでアドリブなのか
凄く気になります。
ゴーちゃんがネタ見せに出かけていくのが
ちゃんと夢に向かって頑張っているんだなぁって
しみじみしちゃいます。
チャップもスタッフさんが小道具を用意して
実際に映画を撮ってるのだろうし、
アンテナ君もちゃんとYoutubeしょっちゅう撮ってるし。
ムーさんも占いで千円とは言え毎日お金貰ってる訳で。

テレビ演劇というのとは別に、単純なストーリーとして
夢に向かって頑張っているというのが微笑ましくて好きです。

カットがかかるまでが長く感じて、まだ? まだ? って
ドキドキしながら見てしまいました。
定本さんが「裁判のはじめバキューンってとんだ」って
言い方が可愛いです。

 

(追記) Amazon Primeの反省会を見た感想

演劇っぽさ

ご本人達の感触としては、
なんでランスルーの方がうまくいくんだろうって感じなんですね。
松田さんも監督も、本番良かったよって感じみたいですが。
それぞれがちょっとずつ仕掛けたそうですが
どの辺りなのか気になります。

I棒云々の話をしているときの和田さんと荒牧さんが
仲の良さというか付き合いが長いからの信頼とか
砕けた感じがなんか良いなぁと。
はけたらしゅんりーさんにお尻叩かれたっていう
裏ではそんなこともあるっていうのも演劇っぽいです。

しゅんりーさんが「 見てる人は稽古してると思うよね 」って
言っていましたが、どこまで一発勝負なの? って
思います。
脚本があって脚本をそれぞれが完璧に覚えてきたら
まぁある程度はできるんでしょうけど、
それに加えて仕掛けてきているっぽいですし。

寺山さんと定本さんが抱き合った時ふたりとも汗かいてるし
鼓動が、って話面白かったです。

 

一発勝負だからこそ

いっせーのーで をしていて セメントそろった、みたいな
小さな奇跡も起こるし、
定本さんの台詞半ページ飛ばしちゃったりっていうミスも
一発勝負だから普通に起こるんですよね。
見ている方は意味は通じていたので言われないと気づかないです。

やっぱり噛むと心臓ばくばくしちゃうんですね。
あってなって止まっちゃうとまずいから、兎に角喋るしかないですもんね。
定本さんが恐ろしくてカメラに背を向けたっていうの笑いました。
何カメもあるのに全部背中だったってすごいです。笑

 

アイコンタクト

どれが台詞か見ている方はわからないのですが
玉ちゃんのぷるぷるぷりんが伏線みたいになってたってことは
あの辺りアドリブなんでしょうね。

2回めにしてアイコンタクトをするようになったっていうのが
プロだなぁと。
脚本通りやれば無難に終われるのだろうけど
そこに甘んじずぶっこみつつ、尺も考えて
アイコンタクトをしつつ調整していくの凄いです。

スリリングだけど楽しい、
反省会で緊張が共有できるって言ってる有澤さんが
すごく有澤さんっぽいし真面目だなぁって思います。

人数が多いと勢いで誤魔化せるところもあるかもしれないですが
少ない回は責任の比重が高くなりそうで、緊張するでしょうね。

反省会でも和田さんのツッコミが冴えていて楽しいです。