プロジェクト・ヘイル・メアリー(映画) 感想

原作未読。
実際こんなことになったらあまりの孤独と不安で押し潰されそうだが
悲壮になりきらない明るさを保ってくれていて
つらい気持ちになり過ぎずに見られた。
ロッキーとの交流がやはり一番楽しくみられるところ。
ちょっとうざったく感じることがあっても大事な相棒だ。

グレースを助ける為にロッキーが身の危険を顧みず飛び出すところは泣いてしまったし
対してグレースはロッキーを満足に治療してあげる術も持たず
できることをして祈るしかないのが辛かった。

失っていた記憶が踊ってくるにつれ、判明する真実も暗黒。
いくら緊急事態とは言え、本人の意思に反して拘束し薬を使って
無理矢理宇宙へ行かせるなんてとんでもないし
一人に責任を押し付けるやり方が許せない。
本当は他にも2人いたとは言えあまりに非道だ。
事の大きさ故、任務は遂行するしかないが、地球に帰ったとて
心穏やかには過ごせないのでは、ロッキーと暮らした方が良いのでは
と思ってしまったので、帰還を諦めて引き返したことについても
重い苦渋の決断とまでは感じなかった。
自分だったら戻っても仕方ないと思ってしまうだろう。

新しい生徒たちを前に笑顔で授業をしているラストと
帰りたいなら地球へ帰ることもできる選択肢が残されている終わり方がとても良かった。