神の蝶、舞う果て 感想

過去に連載されていた小説の書籍化だという。
先生の他の作品からすると、少し展開に納得がいかないとまでは言わないが
疾走感があり引き込まれる分いつもより深みがない印象は受けてしまった。
あとがきで、当時の感じが失われるから
加筆訂正もできず、というのを読んで納得した。

描写がとても美しく絵本のような幻想的さがある。
宗教として、神秘的に思っていて
しかも蝶を大切に考えていたなら、植物だったとわかっても
がっかりはしないのではと思うが
実際そうでもないのだろうか。

互いを思いやる主人公たちが尊かった。